クラウドの気持ちを追ってみた 2
俺を人形だといったセフィロスの言葉は、戯言だと思った。
エアリスのことは辛過ぎて考えられなかった。
当たり前のようにいつもそばにいて、心を通わせた女性。
心の一番奥が壊れて空っぽになっている。
そして、気づいた。
今までエアリスがいたから、気づかなかったこと。
ティファの、ときたま俺を見る不審な瞳。
時々混乱する記憶。
エアリスという光がなくなって、闇の中に飲み込まれた。
それは、自分が自分でないという、闇。
足元から自分の存在がなくなっていく感覚。
ライフストリームでティファと再会して、自分の過去を見極めた。
ザックスのことも思い出した。
彼は、俺にすべてをくれた人だった。
エアリスに会えるかと思ったけど会えなかった。
ぜんぶおわってないからだろう・・・きっと。
ぜんぶおわったら、会えるんだ。
自分は内向的で自信もなくて、人付き合いも下手だった。
演じていたクールで自信たっぷりの自分は、偽の人格。
でも、俺は確かにニブルヘイム出身のクラウドだ。
ティファがいてくれたから、自分を取り戻せた。
幼なじみ、ではないけど、戦友って言っていいかな。
数少ない、俺の友達・・・感謝してる。
決戦前夜。
どこにも行くところがないティファと一緒に語り、あきらめずに戦うことを誓った。
この戦いが終わったら、きっとエアリスに会える。
だから、俺はあきらめない。
ライフストリーム。
微笑む君。
差し出された手。
ああ、そうか・・・・
ぜんぶおわったら・・・それは、こういうことだったんだ。
また、会えたな
これ、なるべく自分なりにシナリオ忠実にたどったクラウドくんです。
もっともプレイヤーはわたしなのでどうしても選択肢エアリスよりですし、突っ込みどころいろいろあると思いますが、そこは華麗にスルーしてください。
最後までクリアしてエンディングを迎えたとき。
わたしは、ナナキの一族のほかは死んだのか?と思いました。
想像の余地があるエンディングなのでね。
ただエアリスが祈ってくれたのにそれはないだろうと。
ぼかしたエンディングにしてほしいな、リメイクでも。
まあ、ACとかあるけどさ。
コンピ基本認めてないんでっ。